第7の栄養素/ファイトケミカル
こんにちは。
RISE STORE 販売企画グループの高橋です。
前回書いた、6大栄養素の役割について調べているうちに、「7大栄養素」と呼ぶこともあることを知りました。
そこで今回は、第7の栄養素と呼ばれる「ファイトケミカル」について調べてみました。
○ファイトケミカルとは
ギリシャ語の「Phyto=植物」と英語の「chemical=化学物質」を組み合わせた言葉です。
その名のとおり、植物に含まれる化学物質のことです。
自由に身動きのできる動物と違い、植物は強い紫外線や雨風、害虫や動物などから体を守る必要があります。
そのために作りだされた独特の香りや辛み、苦み、渋み、ねばねばなどに含まれる成分のことをファイトケミカルと言います。
その数、なんと約1万種類。
例えばイソフラボンやカテキン、リコピン、ポリフェノールもファイトケミカルで、聞き覚えある人が多いかもしれませんね。
○ファイトケミカルの役割
一言でいうと「抗酸化作用」です。
生きていく上で酸素は必要ですが、体内に取り込んだ酸素の一部がより酸化力の強い活性酸素になります。
酸化とは物質が酸素と結びつくことを言いますが、酸化力の強い活性酸素が老化や、認知症、生活習慣病といった多くの病気の原因とされているのです。
抗酸化作用は、活性酸素の発生を抑えたり、酸化力を抑えたり、活性酸素によるダメージを修復したりします。
つまり、ファイトケミカルによって免疫力を高めたり、若々しく生きることができるのです。
○ファイトケミカルを摂るときの3つのコツ
ファイトケミカルはほとんどの野菜や果物に含まれているため、どんな野菜にどんな成分が含まれているかを挙げたらきりがありませんが、摂り方のコツを3つ紹介します。
・皮や種ごと食べる
ファイトケミカルは皮や種によりたくさん含まれているため、皮や種も食べるのがお勧めです。
例えば、ぬかを取り除く前の玄米や種ごと食べることの多いイチゴは効果的にファイトケミカルを摂取していることになります。
・生でなくて良い
ビタミンやミネラルとは違い、熱に強くて、火を通すことで煮汁に溶け出す性質のものが多いです。
例えば、トマトは生で食べるよりもトマトケチャップに加工してあるほうがより多くファイトケミカルが含まれています。
・旬のものを食べる
ファイトケミカルに限った話ではないですが、夏にはキュウリやナス、スイカなど旬なものの方がより栄養価が高いです。
○まとめ
今回は第7の栄養素であるファイトケミカルについて紹介しました。
私が書く記事のメインテーマである「太る」には直接関係ない栄養素に見えますが、大前提は「健康的に」なので、6大栄養素と同様意識して摂っていこうと思います。
では、また次の記事でお会いしましょう。